ハーブの効果と効能

チャイブは貧血予防に効果あり?副作用は?おススメの飲み方も紹介!

チャイブは紅茶としても楽しめますが、ネギに似た風味がある事からヨーロッパや中国では食べ物の一部として昔から重宝されていました。

現在はヨーロッパ、カナダ、アメリカ北部で収穫ができ、日本では北海道で確認できるそうですよ。

今回の記事では、

  • チャイブは貧血予防になるって本当?その他の効能は?
  • カフェインは入ってる?妊娠中でも大丈夫?
  • チャイブのおススメの摂取方法は?

等を中心にまとめました。実はこのチャイブは家庭でも育てやすく入手も簡単にできるんです。野菜としても利用でき、尚且つ効能が最強と呼んでいる方もいますよ。

健康に特化したハーブなので是非とも最後まで見て頂きたいです。

ハーブについてもっと詳しく知りたい方は、ハーブを使った最強ファスティングを定期的に実践しているハーブマニアが書いているこちらの記事を参考にしてみてください。

>>最強のハーブファスティングとは?

チャイブの基本情報

名称   チャイブ
英名  chives
学名  Allium schoenoprasum
和名  エゾネギ
分類  ユリ科ネギ属 多年草
原産地  ヨーロッパ、カナダ、アメリカ(北部)アジア
主要成分 (100g当たり) ビタミンA、ビタミンB1、B2、B3、B6、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、葉酸カルシウム、マグネシウム、鉄分、B-カロテン、カリウム、リン等
使用部位  葉、花
代表的効能  貧血予防・造血、食欲増進、消化促進、免疫力向上
利用法    ・ハーブティー
・料理

チャイブの花言葉は「素直」「忠実」です。その花言葉のようにチャイブの花は薄紫でタンポポのような形をしており、とてもかわいいお花を咲かせます。5月〜7月に開花する為、花の観察ができるのもポイントかもしれません。

成長すると草丈は20㎝程まで成長します。料理として食べる時は地面から3㎝程残してカットし、株元を残して再収穫できる為、長い時間楽しむことができるのも特徴ですね。

チャイブの効果・効能・作用を解説

チャイブには「消化・食欲増進」「新陳代謝をあげる」「貧血予防・血行改善」「疲労回復」「免疫力向上」等の効能が認められています。

今回は、

  • 免疫力向上
  • 消化、食欲増進
  • 貧血予防・血行改善

の3つの代表的な効能について説明します。

効果①:免疫力向上

チャイブにはカロテンという成分が多く含まれており、緑黄色野菜にも含まれている為成分名を耳にした方も多いのではないでしょうか。

カロテンは体内に入るとビタミンAに変わります。その結果、免疫力をあげ風邪の予防にも効果を発揮すると言われています。

また目の皮膚や粘膜の健康も保つ為、眼精疲労で悩んでいる方やデスクワークの方にもおススメされています。

効果②:消化、食欲増進

チャイブにはネギや、玉ねぎにも含まれているアリシンという独特のニオイ成分があります。そして体内に取り入れる事により消化液の分泌を助けるという役割を果たし、その結果、食欲増進効果が生まれるとされています。

またビタミンB1の吸収、活性化をさせる動きがある為、消化作用に効果が期待できます。

効果③:貧血予防、血行改善効果

チャイブには鉄・ビタミンCが多く含まれています。鉄とビタミンCを一緒に摂取する事で、ビタミンCの働きにより鉄の吸収率がグンとアップします。なので、貧血気味の方には特に効果が発揮されるかなりおススメなハーブとなっています。

また香気成分には血栓をできにくくするという素晴らしい効能もあります。それはアリシンという成分が力を発揮し、血液関係全般に効果があるという優れ成分です。具体的には血栓予防、高血圧の予防、血流をサラサラにし脳梗塞を防ぐという効果があげられています。

チャイブの副作用や注意事項、禁忌など

チャイブはアレルギーも副作用はありません。しかもノンカフェインの為、妊娠中や授乳中の方には嬉しいハーブですね。

チャイブのハーブとしての使い方

チャイブはハーブティーとして楽しむ方法もありますが、食べるレシピも増えています。

ハーブティー

使用前に、まず葉をしっかり揉みましょう。こうする事で香りがより楽しめます。

そしてコップ1杯に対し、大さじ1杯目安をいれ約5分ほど蒸らしましょう。また、香りがネギや玉ねぎのような香りがする事からハーブティーより野菜スープ感覚で使用される方もおり、アレンジでショウガを入れている方もいました。

身体も温まりメリットが簡単に増やせますね。

食べる

紅茶だけではなく、食材としても食べる事ができるチャイブ。レシピの中で多かったのがポテトサラダに入れる方法でした。

特にヨーロッパではチャイブを入れるのが当たり前だそうで、野菜感覚で使われている事も多いようです。また、スープに散らしたり、パンに混ぜこんで食べる方もいました。

チャイブのよくある質問

チャイブとネギの違いは?

両方とも同じような味がしますが、チャイブの方が優しい味でクセがあまりありません。料理に入れるとネギの風味が感じられる程度です。

チャイブティーの葉の価格は高い?

販売場所やサイトによって違いますが、だいたい100gあたり1000円~1500円程で販売されています。種から購入する場合は200円〜300円で販売されています。

チャイブの保存方法は?

チャイブは生野菜なので冷蔵庫で必ず保管しましょう。早めに召し上がって頂いた方が香りも楽しめます。

まとめと研究情報

いかがでしたでしょうか?今回はチャイブについてまとめてみました。

ハーブ=ハーブティーのイメージが強くある方も多いかと思いますが、食べる方も増えており多彩な利用ができる事で家庭菜園される人も増えています。多くの効能も確認されており幅広い方が利用できるハーブだと言えます。

筆者自身も非常に興味を持ったハーブでした。是非皆さまも試してみてはいかがでしょうか?

おさらい

【効果・効能】

  • 免疫力向上
  • 消化、食欲増進効果
  • 貧血予防、血行改善効果

【注意点・副作用について】
特になし

【おススメの摂取方法】

  • ハーブティー
  • 料理として使用

研究情報(エビデンス)

下記の研究データ、エビデンスを参考にさせて頂きました。

アリウム・ソエノプラスムL.葉の抗炎症作用

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24781739/

要約

チャイブの抽出物は炎症を抑制し、食作用を阻害、血清中の反応や酸化ストレスも低下することが分かりました。A. schoenoprasum葉からの抽出物の抗炎症効果を調査するため、ラットを用いた研究が行われました。A. schoenoprasum抽出物は、炎症抑制や酸化ストレス軽減に関連して活性を示す可能性が示唆されました。

ネギ(チャイブ)、トラゴポゴンプラテンシスおよびルメックスアセトサのフェノール化合物およびそれらの抗増殖効果

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22051932/

要約

ネギ(チャイブ)の花から抽出されたフェノール化合物(PhC)の含有量とその抗増殖効果を調査しました。ネギ(チャイブ)が低濃度でも細胞増殖を有意に抑制し、これらの花が活性フェノール化合物の供給源として人間の栄養に利用できることを示唆しています。

ハーブには想像以上のパワーがあります!

そのパワーを活かした、「自宅で出来る&お腹が減らない」最強のハーブファスティングもオススメなので、興味があれば参考にしてみてください。

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