ハーブの効果と効能

オレンジブロッサムの効果や副作用は?ハーブティーの作り方なども解説!

オレンジブロッサムの語源は、「orange(オレンジの)」+「blossam(花)」とその名の通りオレンジの花を乾燥させたハーブです。オレンジブロッサムの白く美しい花は香り高く、欧米では花嫁を象徴する清らかな花としても知られています。

柑橘系の香りで人気の「ネロリ」は、爽やかさやほろ苦さの中にほんのり甘さ漂う香りで、オレンジブロッサムから抽出された精油です。

今回の記事では、

  • 効果
  • 副作用
  • おすすめの摂取方法

など、オレンジブロッサムについての基本情報からお楽しみまでをわかりやすく解説しています。

また、オレンジブロッサムのハーブティーの淹れ方や、ハーブバスの楽しみ方などのお役立ち情報も紹介してますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ハーブについてもっと詳しく知りたい方は、ハーブを使った最強ファスティングを定期的に実践しているハーブマニアが書いているこちらの記事を参考にしてみてください。

最強のハーブファスティングとは?

オレンジブロッサムの基本情報

名称 オレンジブロッサム、オレンジフラワー、ビターオレンジ
英名 orange blossom、orange flower
学名 Citrus aurantium
和名 ダイダイ(橙)
分類 ミカン科
原産地 インド
成分 フラボノイド配糖体、酢酸リナリル、リナロール、ネロリドール
使用部位
代表的な作用 抗ストレス、リラックス、抗酸化作用、健胃・消化促進作用、血液の浄化、強壮、デトックス効果 など
禁忌、注意事項 
  • 妊娠中や授乳中の使用は避けましょう。
  • 関節炎や吐き気を伴う片頭痛のある方の使用を避けましょう。
  • 柑橘系アレルギーの方も利用を控えましょう。
利用法 ハーブティー、ハーブバス、アロマ、スキンケア など

オレンジは大きく分けてスイートオレンジとビターオレンジの2種類に分けられます。オレンジブロッサムに使われているのはビターオレンジで、一般的にフルーツとして親しまれているスイートオレンジとは異なった苦みや渋さを特徴としています。

ヨーロッパでは、男性が結婚の際に女性にオレンジブロッサムを贈ったというギリシャ神話があり、オレンジブロッサムは結婚や幸せのシンボルとされています。

日本でもリラックス効果の高いハーブとして知られ、ハーブティーや精油を利用したアロマテラピーなど幅広く親しまれています。

オレンジブロッサムの効果・効能・作用を解説

オレンジブロッサムには、リラックス効果や血行促進効果、美肌効果などのたくさんの効能があります。

  • リラックス効果
  • 血行促進効果
  • 美肌効果

ここではオレンジブロッサムの代表的な効能について説明します。

効果①:リラックス効果

オレンジブロッサムはリラックス効果抗ストレス効果があります。

成分として含まれる酢酸リナリルリナロールには鎮静作用があり、ストレスや不安に働きかけて、落ち込んだ心を元気にしてくれます。

また、酢酸リナリルは交感神経の興奮を鎮める働きがあります。この鎮静作用はストレスに働きかけるため、眠れない夜などには安眠効果も期待できます。

効果②:血行促進効果

オレンジには、血行促進効果があります。

成分に含まれるフラボノイド配糖体には抗酸化作用があり、過酸化脂質を抑えることでドロドロな血液を予防し、健康的なサラサラな血液を維持して血行を促します。

健康的な血行が促進されることで、冷え性やむくみの改善肩こり解消などにもつながります。

効果③:美肌効果

オレンジブロッサムには美肌効果があります。

オレンジフラワーから抽出される「ネロリ」という精油には、保湿効果収斂作用があります。

肌を保湿することで角質層に適度な水分量を保ち、バリア機能が高まってエイジングケアを期待できます。また、収斂作用によって毛穴を引き締めることで、肌のきめを整えます

オレンジブロッサムの副作用や注意事項、禁忌など

妊娠中・授乳中の方や、関節炎や吐き気を伴う片頭痛のある方は使用を避けましょう。また、柑橘系アレルギーの方も利用を控えましょう。

オレンジブロッサムのハーブとしての使い方

オレンジブロッサムは、ハーブティーやハーブバスなどで手軽に摂取できます。ここでは自宅で簡単にできるハーブティーやハーブバスの楽しみ方について紹介します。

1   ハーブティー

オレンジブロッサムティーは爽やかな柑橘系の香りの良さが魅力です。また、ビタミン類などの成分も豊富に含まれているハーブティーです。

リラックス効果も高いため、ほっと一息つきたい時やおやすみ前のひとときにおすすめですよ。

【オレンジブロッサムティーの淹れ方】

沸騰したお湯(カップ一杯分)に、オリーブの茶葉(ティースプーン一杯分)を入れて、好みの濃さにより2分から3分ほど蒸らしてからいただきます。

オレンジブロッサムの茶葉は他のハーブティーとの相性も良く、ラベンダーやレモンバーム、カモミールなどのブレンドティーとしても楽しめます。

2   ハーブバス

オレンジブロッサムの香りをハーブバスで楽しんでみてはいかがでしょうか。

ドライハーブやバストソルトなどを使えば、ご自宅で手軽にオレンジブロッサムのハーブバスを楽しめます。

おやすみ前のリラックスタイムにゆったりとハーブバスに浸かれば、心地よい眠りにつけるでしょう。また、オレンジブロッサムに含まれる成分によってお肌の調子を整え、血行促進にもつながるため、心身ともに嬉しい効果が期待できますよ。

オレンジブロッサムのよくある質問

カクテルの「オレンジブロッサム」にもハーブの効果があるの?

残念ながらカクテルの「オレンジブロッサム」にはハーブの効果はありません。カクテルのオレンジブロッサムは「ジン・オレンジ」とも呼ばれ、ジンをオレンジジュースで割ったアルコールです。

バスソルトの購入方法は?

オレンジブロッサムのバスソルトはオンラインで購入できます。

オレンジピールのハーブティーとの違いは?

オレンジブロッサムのハーブティーは、オレンジピールよりもしっかりとした甘い香りを感じられます。

まとめ

今回はハーブのオレンジブロッサムについて解説しました。

ハーブはリラックス効果や血行促進効果、美肌効果など、たくさんの効能のあるハーブです。

この記事では、自宅でも簡単にできるオレンジブロッサムのハーブティーの淹れ方や、ハーブバスの楽しみ方についても紹介しました。興味のある方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

おさらい

【効果・効能】

  • リラックス効果
  • 血行促進効果
  • 美肌効果

【注意点・副作用・禁忌】

  • 妊娠中や授乳中の使用は避けましょう。
  • 関節炎や吐き気を伴う片頭痛のある方の使用を避けましょう。
  • 柑橘系アレルギーの方も利用を控えましょう。

【おすすめの摂り方】

  • ハーブティー
  • ハーブバス

研究情報(エビデンス)

下記の研究データ、エビデンスを参考にさせて頂きました。

オレンジジュースは、正常体重の青年および成人の朝食後の食後の脂肪酸化を制限する

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22798004/

要約

オレンジの研究では、食事と一緒にオレンジジュースを飲むと食後の脂肪の酸化が抑制されることが示唆されています。朝食後150分の安静時の脂肪酸化は、オレンジジュースを飲んだ場合に朝食後に有意に低い結果となっています。

 

ハーブには想像以上のパワーがあります!

そのパワーを活かした、「自宅で出来る&お腹が減らない」最強のハーブファスティングもオススメなので、興味があれば参考にしてみてください。

>>最強のハーブファスティングとは?