ハーブの効果と効能

レモンバーベナはレモンに似た香り!効果・副作用は?

レモンバーベナは、レモンによく似た香りがするハーブです。原産は南アメリカでクマツヅラ科イワダレソウ属の落葉低木です。鼻や喉の詰まりを緩和させたり、消化不良や吐き気などの症状をやわらげる働きがあります。

夏の盛りに白や淡い藤色の花を咲かせ、最もレモンらしい香りといわれ、鶏肉や魚の料理に使ったり、ハーブティーとして楽しめます。レモンイエローの美しい水色で、酸味の中にかすかな甘みがあり、まろやかな風味です。

  • レモンバーベナの効能・効果を知りたい
  • レモンバーベナの使い方を知りたい
  • レモンバーベナの副作用を知りたい

以上を中心に解説していきますので、是非、最後までお読みいただきたいと思います。

ハーブについてさらに詳しく知りたい方は、ハーブを使った最強ファンスティングを定期的に実践しているハーブマニアが書いているこちらの記事をどうぞ!
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レモンバーベナの基本情報

名称  レモンバーベナ
仏名 ベルベーヌ(ヴェルヴェーヌ)
学名  Lippia citriodora
和名  香水木(コウスイボク)、防臭木(ボウシュウボク)
分類  クマツヅラ科イワダレソウ属 落葉低木
原産地  アルゼンチン・チリ
主要成分 (100g当たり) 精油(シトラール、ゲラニオール、リモネン、ネロール)など
使用部位  葉、花
代表的効能  鎮静、消化促進、食欲増進
利用法    ハーブティー、ホームケア、バス、芳香浴、料理

Verbena(バーベナ)は、月桂樹、祭壇を飾る草、聖なる枝、という、神聖な植物の意味があり、レモンのような香りがする葉や枝をもつ神聖なこの木は、何かを誓う時や、犠牲を捧げる時などに、よくこの枝が用いられたと言われています。

リラックス効果 鎮静作用があるので、神経の緊張している時や、イライラする時、落ち込んでいる時にレモンバーベナのハーブティーを飲むと、高ぶる神経を鎮めてゆったりとした気分になれます。

レモンバーベナはケーキや飲み物に香りを付けたり、ポプリ、浴湯料、香粧料に使われます。レモンのさわやかな香りは、気持ちをリラックスさせ、消化を促します。

レモンバーベナの効果・効能・作用を解説

レモンバーベナは、次のような健康効果があります。

  • リラックス効果
  • 消化を促進する効果
  • 食欲増進効果

効果①:リラックス効果

レモンバーベナは、鎮静作用があるので、神経の緊張している時や、イライラする時、落ち込んでいる時にレモンバーベナのハーブティーを飲むと、高ぶる神経を鎮めてゆったりとした気分になれます。

また、頭痛や吐き気、うつ症状や不眠症をやわらげる働きも期待されます。

効果②:消化を促進する効果

食後にレモンバーベナティーを飲むと、消化を促して胃腸の働きを助けます。しかし、多量に飲むと胃を刺激する場合があるので、長期にわたってレモンバーベナティーを飲むのは、お勧めできません。

効果③:食欲増進効果

レモンバーベナは消化促進の働きがあり、食欲のないときや胃が重たいときにもレモンバーベナのハーブティーを飲むとすっきりします。

その他の効果・作用

鼻や喉の詰まりを緩和させたり、消化不良や吐き気などの症状をやわらげる働きがあります。レモンバーベナには鎮静効果があり、その心地よいレモンの香りで神経の緊張や不安、悲しみを和らげて、気持ちを穏やかに明るくさせてくれます。不眠症にも有効です。

レモンバーベナは気管支の炎症を抑える働きも持っているため、風邪のひき始めにもよいでしょう。

レモンバーベナの副作用や注意事項、禁忌など

特に目立った副作用は報告されていません。ハーブティーとして飲む分には問題ありませんが、刺激が強いため過剰な摂取は避けた方が良いです

胃を刺激する場合があるので、長期にわたって多量に飲むことは、注意が必要です。

レモンバーベナのハーブとしての使い方

レモンバーベナはハーブティーで使うのが一般的ですが、料理に使う場合もあります。

レモンバーベナは鎮静作用があるので、神経の緊張している時や、イライラする時、落ち込んでいる時にレモンバーベナのハーブティーを飲むと、高ぶる神経を鎮めてゆったりとした気分になれます。

また、さわやかなレモンの香りを料理に使うこともおススメですので、それぞれ説明します。

ハーブティー(摂取方法1)

レモンバーベナティー
レモンバーベナ大さじ1をティーポットに入れ、沸騰したお湯を入れて蓋をし、5分蒸らせば出来上がりです。

料理の香りづけ(摂取方法2)

レモンのさわやかな香りは、気持ちをリラックスさせ、消化を促します。

ケーキ
レモンバーベナの最大の魅力は高い香りにあります。そのため、そんな良い香りを発するレモンバーベナはケーキの材料に活用し、一工夫加えたインパクトのあるケーキに仕上げることが可能です。しかし、レモンバーベナは酸味がほぼないため、チーズケーキなどにする場合はレモンなどを追加して加えましょう。

ピクルス
ピクルスはおやつとしてもおつまみとしても最高ですが、レモンバーベナをピクルスの香り付けとしても使うことが可能です。酸味を感じさせるピクルスは、味付けをしっかりしておけばあとは個々で一味違ったピクルスのアレンジができます。

和え物
レモンバーベナは手などでちぎって使えば日本独特な料理との相性も良いです。

レモンバーベナのよくある質問

レモンバーベナにはどんな効果があるのですか?

リラックス効果 鎮静作用があるので、神経の緊張している時や、イライラする時、落ち込んでいる時にレモンバーベナのハーブティーを飲むと、高ぶる神経を鎮めてゆったりとした気分になれます。頭痛や吐き気、うつ症状や不眠症をやわらげる働きも期待されます。

レモンバームは何に使えますか?

料理・石鹸・入浴剤 など。レモンバームを料理に使う際は、茎から葉のみを摘み取ります。新芽付近の小さな葉は柔らかくやさしい香りがするため、デザートやドリンクなどに使いやすいでしょう。しっかりとした芳香がある下葉などは、肉料理や魚料理など臭みがある料理に使うと相性が良いです。 いずれも、葉は刻んだりせず添えたり散らしたりするのが一般的です。

レモンバーベナの毒性は?危険性は?

塗布後、日光に当たるとシミや炎症ができたり(光毒性)、感作作用(アレルギー反応)を起こす場合がありますので、塗布直後の外出は控えてください。皮膚への刺激があります。
レモンバームは、頭痛や排尿時の痛み、血液温度の上昇、吐き気、嘔吐、胃痛、喘鳴、またその他の副作用を引き起こします。

まとめと研究情報

レモンバーベナは、夕食後から就寝までのリラックスタイムに最適なハーブティーとして、イブニングティーの愛称で親しまれています。ドライハーブでもフレッシュハーブでもハーブティーとして楽しめます。

レモンバーベナティーはフランス語で「ベルベーヌ」と呼ばれ、フランス人が食後に好んで飲むハーブティーとして有名で、カフェの定番メニューにもなっています。

おさらい

【効果】

  • 鎮静
  • 消化促進
  • 食欲増進

【注意点・副作用・禁忌】

  • 長期間飲用するのは避ける
  • 多量に飲用するのは避ける

【摂り方】

  • ハーブティー
  • ケーキや飲み物の香り付け
  • ポプリ
  • 浴湯料
  • 香粧料

研究情報(エビデンス)

下記の研究データ、エビデンスを参考にさせて頂きました。

リッピアシトリオドラ抽出物を服用している個人における抗不安効果と睡眠の質の改善

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35011093/

要約

フェニルプロパノイドで精製されたレモンバーベナ抽出物を含む自然の栄養補助食品が、多忙なライフスタイルによるストレス管理と睡眠質の向上に効果があることが示された。8週間の二重盲検プラセボ対照試験後、レモンバーベナ摂取グループはストレス感の低下とコルチゾールレベルの減少を報告。ウォッシュアウト期間後も持続的なストレス低減が観察され、特に女性で睡眠の質向上が強調された。睡眠トラッキングデバイスにより、深い睡眠とレム睡眠の増加が示唆された。フェニルプロパノイドで精製されたレモンバーベナ抽出物は、ストレスと睡眠の質の改善に自然な解決策として有望である。

ラットにおけるリッピアシトリオドラの抗高血糖および抗高脂血症効果

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32520695/

要約

この研究は、リッピア・シトリオドラの水性抽出物が糖尿病と高脂血症に対する効果を評価しました。実験では、糖尿病ラットにLippia citriodora抽出物を100日間経口投与し、血糖値と脂質レベルの低下が観察されました。さらに、肝臓の構造改善と抗酸化活性も示されました。これにより、LCLAEが糖尿病と高脂血症に対して有望な効果を持つことが示唆されました。

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