ハーブの効果と効能

バードックは便秘効果あり?副作用は?おススメの摂取方法も紹介!

バードッグはヨーロッパユーラシア大陸等が原産地で、日本でいうゴボウを指します。

ゴボウの生産量日本一は青森県。夏に「やませ」という冷たく湿った風の影響を受け葉菜類の栽培は難しいとされましたが、根に張る根菜類には適しているという事がわかりました。

今回は

  • バードックの効能は?
  • おススメの食べ方は?
  • 副作用はある?

の3点を中心にまとめました。調べてみるとバードッグ(ゴボウ)=便秘解消効果というイメージがありましたが、他にも色々な効能がわかったので、是非興味のある方は最後まで読んで頂けると嬉しいです。

ハーブについてもっと詳しく知りたい方は、ハーブを使った最強ファスティングを定期的に実践しているハーブマニアが書いているこちらの記事を参考にしてみてください。

>>最強のハーブファスティングとは?

バードックの基本情報

名称  バードック
英名  Burdock
学名  Arctium lappa
和名  牛蒡(ゴボウ)
分類  キク科ゴボウ属
原産地  ヨーロッパ、シベリア、ユーラシア大陸、中国東北部
主要成分 (100g当たり) 食物繊維、カイルム、タンイン、ポリフェノール、イヌリン等
使用部位  種子、根
代表的効能  消化促進、便秘改善、利尿作用、発汗作用、解毒作用、血糖値効果作用等
利用法    ・ハーブティー
・料理
・サプリ

様々な効能が確認されているバードッグ(ゴボウ)ですが、実は”食べる”という文化があるのは日本だけです。

理由は戦争中の出来事でした。大東亜戦争中、アメリカ人の捕虜に食事としてゴボウを調理し提供したところ「木の根っこ」と認識されてしまい、酷いものを食べさせられたと思われてしまいました。

今では台湾や韓国で食用として使われていますが、他国ではまだ受け入れられていません。

バードックの効果・効能・作用を解説

バードックの効果、効能について調べてみると、大きく分けて

  • デトックス効果による皮膚トラブル解消
  • 血糖値上昇の抑制
  • 便秘解消効果

の3つがありました。以下で解説していきます。

効果①:デットクス効果による皮膚トラブル解消

バードッグには血液を浄化する作用があり、身体のデトックスを排出する効果もあります。その為、皮膚トラブルに多いニキビや湿疹によく効く為、気になる方は試してみてもいいでしょう。

またアトピー性皮膚炎にも効果があります。免疫機能向上効果もある為、効果を感じる方が多いようでした。

効果②:血糖値上昇の抑制

バードッグは食物繊維というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか?

食物繊維の含有量は野菜の中ではトップクラスです。2種類の食物繊維のうち、特に水溶性食物繊維は食後の糖の吸収を緩やかにしてくれる働きがあります。

それによりカロリーがある食べ物を食べたとしても、吸収率が変わってくるので血糖値上昇の予防高血圧等を防ぐといわれているので、食事中に意識して摂取をしてみてはいかがでしょうか?

効果③:便秘解消効果

効果②でも食物繊維についてお話ししましたが、バードッグ=便秘解消というイメージは強いですよね。現にサプリやゴボウ茶等、健康目的で積極的に摂取されている方は多いです。

ゴボウには不溶性食物繊維水溶性食物繊維を兼ねそろえており、腸の働きをよくする整腸作用があります。また同様の働きをするイヌリンも含まれている為、便秘改善には最強と言えるのではないでしょうか?

しかし便通作用が高い為、摂取しすぎると下痢になる可能性も高いので、摂取量には気をつけてください。

その他の効果・作用

ゴボウはアンチエイジング効果も期待できます。ゴボウは「若返りの妙薬」「錆びない身体を作る」と言われているのはご存知ですか?

ゴボウの皮には活性酸素の動きを抑えるサポニン、タンニン、クロロゲンサンが含まれています。またアルギニンを含んでいる為代謝アップも期待できますよ。ダイエットにも効果があるので積極的に取り入れてほしい食材です。

他には解毒効果による、利尿作用発汗作用も確認されており身体の老廃物を出すというイメージで体質改善にも役立っています。

バードックの副作用や注意事項、禁忌など

キク科アレルギーの方はアレルギー反応が出る可能性がある為、控えましょう。

バードックのハーブとしての使い方

バードックの摂取方法を調べてみました。以下で解説しますね。

ハーブティー

150㏄~200㏄の熱湯に対し、ティースプーン1~2杯のハーブを入れます。バードックの実や葉が硬めである場合は少し潰してから飲むと香りがいいですよ。蒸らす時間は平均的に5分ほどですが、お好みで調整してみてください。

香りはやはり土に近い香りがありますが、優しい芳ばしい香りです。味自体強く主張するものではなくクセはありません。なのでブレンドティーとしても楽しめるハーブティーです。

食べる

バードック=ゴボウなので日本人はかなり馴染みがある食材ですね。ゴボウチップスにしたり、サラダや煮物にも活躍する野菜です。栄養素が高く食物繊維が非常に豊富の為、積極的に食べたい食材の一つです。

ゴボウは長時間水にさらすと抗酸化作用があるクロロゲン酸が流れてしまうので、短時間で洗いましょう。また皮にも栄養が含まれている為天日干しにしてから料理をする方もいますよ。

サプリ

バードックのサプリは数多く販売されています。栄養は摂りたいけど料理をする時間がないという方必見ですよ。中にはゴボウ独特の味が苦手な方もいます。

ですが、サプリにしてしまえば味もなく、手軽に摂取できるので興味がある方は是非調べてみてください。

価格はメーカーや錠数によって大幅に変わりますが、5000円前後で購入可能です。少々値が張りますが、高い分栄養素はしっかり摂れますよ。

バードックのよくある質問

ゴボウからバードックティーを作るには?

ゴボウをよく洗い、ピーラーで皮をスライスします。その後フライパンで加熱しパリパリにしてください。後は鍋に入れて沸騰させます。色んなレシピもありますので試してみてください。

一日の摂取量は?何杯までOK?

1日に1~4杯を目安に飲んで下さい。

ゴボウ茶が美味しくなくて飲みたくないです。アレンジはありますか?

飲むのではなく食べる方向で考えましょう。炊き込みご飯やお吸い物としてレシピが多くあるのでチャレンジしてみてください。

まとめと研究情報

いかがでしたでしょうか?今回はバードッグについてまとめてみました。バードッグと聞くと初めて聞いた方も多いかと思いますが、実はゴボウだったと思うと身近な食材ですよね。

現在、食事の偏り等で多くの方が1日の食物繊維の摂取量が足りていないと言われています。健康でい続ける為にもこの機会にゴボウのすばらしさを頭の片隅に入れて頂ければと思いました。

また生活習慣病にも効果がある為、料理が苦手な方はサプリ等で補い、健康な生活が続けられるよう日々を送っていきたいですね。

おさらい

【効果】

  • デトックス効果による皮膚トラブル解消
  • 血糖値上昇の抑制
  • 便秘解消効果

【注意点・副作用・禁忌】
キク科のアレルギーがある方は注意が必要。

【摂取方法】

  • ハーブティー
  • 食べる
  • サプリ

研究情報(エビデンス)

下記の研究データ、エビデンスを参考にさせて頂きました。

アスペルギルス泡盛発酵によるごぼうは、高脂肪食を与えたラットの盲腸ビフィズス菌を上昇させ、糞便デオキシコール酸と脂肪組織重量を減少させます

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23291748/

要約

この研究では、高脂肪食を摂取したラットにおいて、ごぼう粉末とアスペルギルス泡盛発酵ごぼう粉末を5%で摂取すると、食物摂取や成長には影響がなかったが、腸管環境に肯定的な影響があることが示唆されました。具体的には、これらの摂取物が腸管免疫とバリア機能を向上させ、結腸癌の危険因子であるリトコール酸を減少させました。また、発酵ごぼう摂取が有機酸の増加と腸内有益菌の増加をもたらし、大腸癌の危険因子であるデオキシコール酸と腎周囲脂肪組織の減少に寄与しました。結論として、高脂肪食を摂取したラットにおいて、発酵ごぼうの摂取が腸管環境の改善と肥満の抑制に有望であることが示唆されました。

アクアエクササイズとゴボウ抽出物の併用介入は相乗的に動脈硬化を改善しました:無作為化二重盲検対照試験

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36295873/

要約

この研究は、高齢の女性において、メタボリックシンドロームのリスク因子に対するアクア運動とゴボウ抽出物の併用摂取の効果を評価しました。研究には42人の参加者がおり、16週間の介入を受けました。アクアエクササイズは、インスリン抵抗性、血糖、および動脈硬化の指標を改善しました。さらに、ゴボウ抽出物とアクア運動を組み合わせると、血管機能に追加的な改善が見られました。結論として、アクアエクササイズは高齢女性のメタボリックシンドロームのリスク因子を改善する可能性があり、ゴボウ抽出物と併用することで効果が増強される可能性が示唆されました。

ハーブには想像以上のパワーがあります!

そのパワーを活かした、「自宅で出来る&お腹が減らない」最強のハーブファスティングもオススメなので、興味があれば参考にしてみてください。

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